お仕事小説ブーム?
- 作者: 高殿円
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: 単行本
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- 作者: 宮下奈都
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 山本幸久
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: 文庫
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最近の「工場見学ツアー」人気や「大人の社会化見学」ブームなども同じような背景があって、流行っているのかもしれませんね。私もついついシルシルミシルで工場潜入レポートなどがあるとついつい魅入ってしまう人の一人です。
最近の「お仕事小説」の特徴は、仕事に打ち込むプロ意識を持つ主人公が、女性であるということでしょうか。
今日ここに紹介している三作品とも、女の幸せって仕事に生きること?という疑問を持ちながらも、何か一つの道を究めようと仕事をがんばり、その中から自分の生きる道を見つけていき成長していく、という話です。
「トッカン」はですね、「図書館戦争」っぽくて少女マンガに近い感じになっており、非常にコミカルです。すぐ読めてしまうのではないでしょうか。税務官の話です。
「スコーレ№4」は、ちょっと重くてシリアスですが、このテーマを一番ストレートに書いているかも知れません。靴のバイヤーの話です。
「ある日、アヒルバス」が、個人的には一番のオススメで、テーマ性もあり、コミカルで笑いあり涙あり・・・いや、私は泣かなかったので、帯のボロ泣きは大げさだと思いますが、とってもよかったですよ。ハトバスのバスガイドさんの話です。(Byピノの神様)
草食系男子が読んだらどう思うか
『タバコ片手におとこのはなし』 ~20代の切なさ、恋の孤独と、女友達 GLAMOROUS BOOKS
- 作者: LiLy
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/08
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「こないだリリーさんのサイン会に行ってきました」
「リリーさん?リリー・フランキーのこと?」
「ちがいますよ、LiLyさんですよ、知らないんですか?」
「えーと、ケータイ小説か何か?」
「ちがいますよ、貸してあげますから読んでください」
ということで手渡されたのが、この本。20代女性の気持ちを代弁してくれるコラムニストということで人気なんだそうで、読んでみたのですが、8割が恋愛話で2割が女の友情の話。GLAMOROUSのウェブサイトに連載されてたそうで、こういう機会でもなければ絶対に読んでなかった本だなあと思いつつ、何というか、勉強になりましたわ、色々。
特に興味深く読ませてもらったのが、「現代の白馬の王子様①」という章。
ガールズトークが過激化し、バーにいる他のお客さんの顔色が気になり始めると、会話は全て下ネタ用語が豊富な英語にシフトされる。帰国子女以外の女も、完璧に英語を使いこなす。「yeah,he was just so proud of that lil'thing!」「Oh,then,he should put his so proud dick on the table right now,infront of us,you know?」なぁんて、久々のお下品英会話に私も燃えたが、話題が"男のアソコ"から"ブラジルのクラブミュージック"に変わり、会話の言語が英語からポルトガル語にシフトされた時、私は止まった(私以外は、全員ポルトガル語学科出身)。
そして客観的に彼女たちを見て、「なんだこいつら?」と思った(笑)。最先端のセクシー系ファッションに派手めのメイクで、タバコをふかしながら最近のパーティ事情について話す彼女たちは、昼間、スーツ姿にナチュラルメイクでビジネスウーマンしているのである。昼と夜、オンとオフの振り幅の広さに、唖然とした。そして彼女たちこそ、私が理想とする男(!)の姿だと気が付いてしまった。
うは。これが理想らしいですよ、男性諸兄。このGAPや、いかに。
蔦屋重三郎展を観に行きました
サントリー美術館でやってます蔦屋重三郎展(http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/10vol04/index.html)を観に行きました。
太田南畝、山東京伝、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎などを売り出した江戸時代の稀代の名プロデューサー。今で言うと天才編集者、兼、出版経営者、兼、書店経営者といったところでしょうか。
蔦屋重三郎が吉原のガイドブックである「吉原細見」を経営の基盤にして、「耕書堂」という書店を作り、そこを文化的サロンにすることで人脈をつくり、次々と後世にまで残る出版物を送り出すという半生を、彼の出版物の変遷を見ることで振り返るという主旨の展示でした。
この絵は、葛飾北斎が描いた「耕書堂」で、この絵をもとに店そのものを復元展示されていまして、江戸時代の書店というのはこういう作りなのか、と結構感動しました。
今、彼が生きていれば、何をするんだろうなーとか思いつつ、江戸時代にこれが出来て今これをやろうとする人がいないのは何故なんだ、とか考えたりして、出版文化に多少なりとも携わってきた方で、江戸文化大好きな方にはかなりオススメできる展示だったと思います。
今日はひたすら最近の面白かったマンガをすすめる
- 作者: あずまきよひこ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/11/27
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- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/19
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全然話が進まないことでも有名な作品だったのですが、7巻で大きな展開が!しかし、こればっかりはどういう結末を迎えるのか全然読めないっす。ハルちゃんがんばれ。
- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/22
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- 作者: 石井あゆみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/12
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- 作者: 宮下英樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/06
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- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/11/16
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そういえば風雲児たちで思い出しましたが、こないだ「飛び出せ!科学くん」で発見されたディアナ号らしき沈没船の特定終わったのかなー。超楽しみなんですが。
- 作者: 堀尾省太
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 清家雪子,新海誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/22
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- 作者: 三浦建太郎
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- 作者: 永井豪,ダイナミック・プロ
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
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- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/10/04
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全然関係ないけど表紙のバクマンのロゴの下半分を隠したら「ラッキーマン」になるとか、亜城木夢吐がガモウひろしのアナグラムになってるとか、色々隠れキャラがあるらしいですね。
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/11/12
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- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/11/22
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- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/10/29
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私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 横山知生
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
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- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 竹書房
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あしなり(1) ~漫画家アシスタントで成金になれるか!?~ (バンブーコミックス WIN SELECTION)
- 作者: 葛西りいち
- 出版社/メーカー: 竹書房
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- 作者: 星野之宣
- 出版社/メーカー: 小学館
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見てるだけで楽しい書店ガイド
- 作者: 神田古書店連盟
- 出版社/メーカー: メディア・パル
- 発売日: 2010/09/24
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これまでのガイドと決定的に違うのは、各古書店の自らの「売り」を、古書店主自らが紹介しているところなんです。このことが、どれだけ凄いことか・・・、いやわかんないか、わかる人のほうが少ないのかな。
古書店主が自分で自店の紹介文を書いているので、とにかく、わかりやすくて敷居が低いです。しかも血の通った本物のぬくもりが感じられるんです。古書店主が自店の自慢の一品を紹介する文は、一つ一つ全部読ませていただきましたが、本当に読んでいるだけで楽しくなりました。
しかもそれを世界一個性的な書店が集まっている書店街の、これまた個性的な店主たちが、本や神保町という街自体に惜しみない愛情をそそいだ文章を寄稿しているのですから読んでいて楽しくないはずがありませんね。
いやー、いい買い物した。
これぞ書店員必読の書
- 作者: 伊藤和磨
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/08/17
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ということで、書店員に限らず全国の腰痛持ちの皆様には、こちらの本をオススメ。
著者の方は、元Jリーガーなのだそうですが、腰痛で若くして選手を引退せざるを得なくなってしまったという経歴の持ち主。その後、自分のような腰痛に苦しめられる人たちを減らしたいという思いで勉強を始め、今では、海外の最先端の療法をとりいれた腰痛の専門クリニックで、次々と腰痛を「治療」されているのだそうです。
選手だった頃に、今の知識があれば引退は回避できたかもしれなかったのに、とおっしゃるそんな先生の「治療」法は、手術でもなく投薬でもなく、腰痛体操をやることでもなく、筋トレをやることでもなく、普段の日常生活の姿勢に気をつけること。腰痛や肩こりの人は例外なく姿勢が悪いため、それが生活習慣病のように腰痛や肩こりを引き起こしており、姿勢を正さなくては何度でも再発するんだとか。逆に言うと、自分で正しい姿勢を制御する方法を身につければ、嘘のようによくなるんですって。
なぜ腰痛が起こるかのメカニズムもわかりやすく医学的に解説してくれる上、今までの治療法のどこが間違っていて何が効果的なのか、普段の生活で具体的にどういう工夫をすればいいのか、眠る時の足の運び方はどうすればいいか、事細かに説明してくれてまして、この腰痛本は名著ですよ。
おっし、早速私も本日より、ニュートラルポジションとブレーシングやりますよ。ものすごく簡単だし。これで腰痛から解放されるんだったら、私がんばります!
ジュンク堂でブックケースをもらいました
ジュンク堂でピンクのレシートを集めるとオリジナルグッズがもらえるというキャンペーンをやっておりまして、今日はそれの引き換えに行ってきました。
5000円分のレシートでロゴ付きのブックケース、2000円分のレシートでポケットティッシュカバーがもらえます。7000円以上購入してたので、両方ゲットしてきました。
ブックケースのほうは、文庫本が3冊何とかギリギリ入りますが、ちょっと分厚いやつだと無理なので、収納するのは2冊にしておくのが無難です。
ブックカバーはこういう景品でよくありますが、ブックケースというのは珍しいですね。これ原価はどれぐらいかかっているのでしょうか。ちなみに1万円のレシートだと500円分の図書カードとも引き換え可だったので、原価率は5%ぐらいなのかな?ということは、350円くらいでしょうか。いや、そんなしないか。
なんにせよ、ジュンク堂さんありがとうございました。大事に使わせていただきます。