プリキュアの映画を観てきました


今日は娘の四歳の誕生日ということで、ちびっ子に大人気のプリキュアの映画を一緒に観に行きました。
私なんてセーラームーンどころか、ダーティペアミンキーモモの世代なものですから、今のプリキュアを見ると、その頃のアニメとは隔世の感があるのですが、赤と青の主人公、変身して強くなる、よくわからない喋るペット、変身シーンは決めポーズ、何かのアイテムを使って戦う、みたいなところは外せない要素として脈々と受け継がれているんですねー。
さてこの映画なんですが、物語的にちょっとちびっ子には難しかったのではないかと思います。何せ私がこの映画を観て最初に思い出したのが、松本清張の『砂の器』。『砂の器』の和賀英良の少年時代がフブキ・・・いや、もといオリヴィエみたいな感じでして、その複雑な親子の感情にプリキュアの各々のメンバーの感情が交錯するというようなストーリー展開なわけですよ。いや、ちびっ子にはこれは厳しい。多分そこまでの感情の機微が理解できるとは思えません。
開始30分後ぐらいになると、そんな展開にちょっと飽きてきちゃったちびっ子たちがざわざわし始めて、ちょっと微妙な空気になったのですが、まあ最後は、いつものドカンドカンするやつで強引に締めまして、何とかもったという感じでしょうか。
大人の観賞に耐えうる作品を作るというのは結構なことなんですが、それ以前にこういう作品では、お子様にもわかりやすくて面白いものでないと、親としては子どもが途中で騒ぎ出さないかハラハラしてしまって、安心して観られないので、もうちょっとそのへんは配慮してほしかった気がしますねー。