「森崎書店の日々」を観てきました


一言で言うと、失恋した女性が、神保町古書店街のあたたかい本好きな人たちとの日々の生活の中で癒され、そして成長していく、という映画です。予告編を見て、あ、こういう映画なんだ、と想像されたとおりの作品に仕上がっていると思います。期待は裏切られません。
主演の菊池亜希子さんの演技がとても自然で、読書する姿は、それだけで画になるくらいの存在感があり、大変好感がもてました。しかしながら、森崎書店店主サトル役の内藤剛志さんの演技はやはり圧倒的。何という演技の上手さ。参りました。降参です。憧れます。
個人的に心に響いたシーンは、神田古本まつりが終わった後、道端に二人座り込んで「自分の居場所」について語られるシーン。ちょっと泣きそうになった。
背景に映る街並みが魅力的で、映画を見終わった後は、思わずロケ地めぐりをしたくなります。10月1日発行の神保町のフリーペーパー「おさんぽ神保町」(おさんぽ神保町WEB─フリーペーパー&神田神保町最新情報)には、ロケ地マップがついていますので、それを片手に古書店散策などよいかもしれません。映画観終わった後、私もすぐに森崎書店を観に行ってしまいました(何せ神保町シアターの一本先の路地にあって徒歩一分なのだ)。