神様のパズル
- 作者: 機本伸司
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 文庫
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これ、どんな話かと言いますと、主人公の大学生が引きこもり気味の超天才少女と一緒に、なぜか卒論のゼミで「宇宙を創る」ことになってしまう話なんですが、私の拙いあらすじ説明を読むよりも、この話は映画化されてますので、こちらのトレイラーを観て頂いたほうが百聞は一見にしかずではないかと。
と思ったんですが、いやー、この映画の予告編、全然、原作と違いますねぇ。
驚きました。まさか、あの主人公が市原隼人になるとは・・・、信じられない。原作では田植えとかをやっている冴えない草食男子が、映画ではロッカーで市原隼人ですか。ラノベからは最も程遠い人選じゃないですかこれ。
しかもなんか、恋愛映画っぽいシーンあったけど、原作では皆無なんですけど!
ヒロインの穂瑞、ツンデレっぽい性格なので、ついつい期待してしまいそうになりますけど、最後までツンのみでデレはありませんから!残念!
まあ、本作で最も面白いと思われるのは、バリバリの宇宙論そのもので、登場人物たちも全員理系で、ゼミで物理用語炸裂の議論をひたすら続けているシーンか、パソコンでカタカタプログラミングしているシーンばかりなので、映画にはしづらかったんだろうなぁ、とは思うのだけど、この映画の予告編を観て、これは観に行かなくちゃと思った原作ファンはどれぐらいいたのだろうか?と、正直疑問に思った私なのでありました。