【書店】りーぶる天神

天神地区の書店は、大体見て回っていたのですが、なぜかこのお店だけは、まだ見てなかったので、福岡に来たついでに見に行ってみました。
天神の東地区は天神交差点にあった紀伊国屋書店丸善が閉店したため、今残ってるのはジュンク堂福家書店とりーぶる天神だけなんですね。この激しい競合環境の中で生き残っているということは、きっと何か秘密があるにちがいない、というわけで、来てみたのですが・・・

えーっと、外見は結構普通ですね。確かに大きめの書店ではあるのですが、とりあえず中に入ってみま・・・ん?なんだ?このバックナンバー棚は!
このりーぶる天神、アイドル雑誌のバックナンバーの品揃え量が半端ないです。男性アイドル、女性アイドルどっちも来い!という感じ。これはすごいな。
天神の北地区は、リトルアキバみたいになっていて、どうやらりーぶる天神がテナントインしているこのビルも、上の階には、ビジュアル系専門のCDショップとか、ドルフィーの専門店とか、フィギュア屋とか、広大なデュエルスペースとかがありまして、中野ブロードウェイみたいな感じになっているのです。そこであえて、アイドル系のヲタク需要を狙った棚を作るという戦略できてるわけですね。なるほど、これが激戦区を勝ち残ってきた要因の一つなのでしょう。
しかし、銀座の福家書店の閉店(http://ginza.aonline.jp/c13_kiji3_p1/20101008post-260.html)という象徴的なニュースもあったとおり、アイドル系の需要だけでは生き残っていくのは無理なはず。ということで、他にも個性的な棚があるんじゃないかと物色してみたところ、
ありました。宗教書の棚。


「人間革命」フル面陳の多面展開に始まる聖教新聞社の棚が数スパン続いたかと思うと、
その向かいには幸福の科学出版の棚が二本あって大川隆法の全著作が揃い、「創造の法」はなんと六面展開!
そしてお隣には、鳥居付きでたちばな出版の棚が一本あって深見東州の本がずらーっと、
さらにその向かいは三宝出版の高橋佳子の著作がフル面陳でズラズラーっと並んでいるのです。
いやいや、これはすごい。壮観です。これだけ現代宗教の本が展開も含めて充実している書店はなかなか見かけません。大したものです。大口のまとめ買い需要の見込める宗教書を大充実させるというのは、有効な戦略と言えるでしょうね。